柔道整復師歴10年が教える!機能訓練指導員の仕事って?

機能訓練指導員
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柔道整復師として勤務していて、次のキャリアに悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

そんな中で出てくる選択肢の一つが、「機能訓練指導員」としての働き方。

しかし柔道整復師にとって、介護の現場は全くの未知数。。。

実は私もその中の一人でした。

しかし実際に飛び込んでみると、決して難しい職種ではありません!

  • 機能訓練指導員ってそもそも何する仕事なの?
  • 介護の知識がないけど、必要なスキルってあるの?
  • 柔道整復師→機能訓練指導員ってぶっちゃけどうなの・・・?

そんな悩みをまるっと、この記事で解決します。

機能訓練指導員ってどんな仕事?

柔道整復師にとって、機能訓練指導員は未知の働き方のような気がしますよね・・・。

しかし実際に勤務してみると、かなり業務実態は分かりやすいことになっていました!

実態を理解するために、以下の三つのポイントがありました。

【機能訓練指導員の業務実態】

  • 勤務する場所は様々
  • 自身で作成した機能訓練指示書に沿って、機能訓練を行う
  • 場合によって、現場スタッフ、ケアマネジャーとの連携を行う

勤務する場所は介護施設

勤務する場所は介護施設といっても様々です。
デイサービスや特別養護老人ホーム、ショートステイなど、様々な現場で勤務することが可能です。

介護施設という場所は、様々な利用者がいます。そして介護施設を利用する理由も様々。

  • 運動をしたい人
  • みんなとおしゃべりをしたい人
  • 自宅で一人でいるのが不安な人

機能訓練指導員は、そんな様々な目的をもった人に対して機能訓練を行う仕事です。

身体の不調を解決したい整骨院とは違い、滞在する・コミュニケーションをとることが目的の可能性がある点が違いますね!

最初は整骨院との違いに戸惑うかもしれませんが、相手は何かしらの目的をもって利用しているのは同じです。

介護施設によって、利用者や勤務する環境も大きく変わってきます。


もし実際に機能訓練指導員として勤務したいと考える場合は、勤務したい現場の介護施設としての実態を把握したうえで就職活動をすることをおススメします。

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機能訓練指示書の作成、実施

まずは柔道整復師にとって聞きなれない、「機能訓練指示書」を作成します。しかし機能訓練指示書の作成は、そこまで難しい物ではありません。


特に柔道整復師から機能訓練指導員になろうとしている方にとっては、理解しやすい内容であるといえます。

まず介護保険を利用している方は、「ケアプラン」という計画書をもっています。

このケアプランには、利用者の生活実態や既往歴、そして介護施設の利用目的がすべて記入されています。

ちなみに利用者それぞれには、担当のケアマネジャーが付いています。
そのケアマネジャーがケアプランを作成します。

このケアプランをもとに、

  • 何を目的に介護施設を利用するのか
  • どのような目標をもって生活しているか
  • 機能訓練指導員として、目標に向かってどのように関わるか

などの確認を利用者と進めていき、先ほどの「機能訓練指示書の作成」を行っていきます。この機能訓練指示書の主な内容としては、

  • どんな悩みを抱えているのか
  • その悩みをどのように解決するのか
  • 現在どんな経過で、どのような課題が残っているか

というものです。

どうですか?
整骨院に来る患者様に対しても、このような計画はあったのではないでしょうか?

そして自身で作成した指示書をもとに、実際に機能訓練を行っていきます。

その内容は様々ですが、柔道整復師から機能訓練指導員になったスタッフは、

  • 筋力トレーニング
  • 歩行訓練
  • マッサージ

などを得意とすることが多いかと思います。

いずれも整骨院でも行っていたような内容を、高齢者向けに応用させることで十分スタートさせることは可能です。

介護職員、ケアマネージャー等と連携をとる

機能訓練指導員は、現場では運動、動作の専門職として活躍することを期待されています。
そのため介護福祉士や社会福祉士だけでなく、介護福祉士などの専門資格を持たない介護職員、生活相談員、時にはケアマネージャーなど、様々なスタッフとの連携をとることがあります。

私はこの内容が、整骨院勤務の時と違いとても勉強になりやりがいを感じました。

連携の内容は非常に様々です。

  • 日常生活動作に対するアドバイス
  • 利用者が訴える、その日の体の痛みによるリハビリの実施の有無
  • 介護職員の体の痛みの相談

最後は業務内容ではありませんが、そのくらい現場では気軽に相談される立場になります。

整骨院で今まで培ってきた経験や技術で、かなりの相談には答えることが可能かと思います。

頼りにされているという実感することも多いですし、感謝をされる機会も非常に多いのが機能訓練指導員という職種です。

機能訓練指導員に必要なスキルは?

整骨院で主に勤務をする柔道整復師にとって、介護の現場は未知の世界。

確かに整骨院とは大きく環境は変わりますが、機能訓練指導員としての業務を理解するとそこまで不安に感じることはありません。

いわゆる、「何がわからないかわからない」という状況ですね!

そんな世界に飛び込むうえで、機能訓練指導員にはどんな能力が求められているのか。これを理解することで、グッと心理的なハードルを下げることが可能です。

機能訓練指導員として必要な能力は以下の三点です。

【機能訓練指導員に必要な能力】

  • 柔道整復師としての知識
  • 高齢者への理解
  • 傾聴する能力

運動、日常生活動作への知識

機能訓練指導員は名前の通り、運動や動作に対する機能訓練を行う職種です。

そのためにも、最低限の運動に対する知識は必須と言えるでしょう。

しかしまずは最低限の知識でスタートすることは可能で、業務を行いながら不安な点が出てきたら改めて学んでいくというスタイルで全く問題はありません。

柔道整復師としての経験や知識があれば、実際ほとんど困ることはありません。専門的な医療知識になってくると、その利用者は担当医と連携をとっている場合がほとんどです。

皆さんご存じかと思いますが、担当医の指示などがあればそれをこちらで勝手に覆すことはあり得ません。

「医師から運動をすすめられている」
「医師に相談していないが、少し気になっている」
という段階で関わることが多いのが、機能訓練指導員です。

つまり必要なのは、より専門的な知識よりも「基礎的な運動に対する知識」と言えます。

  • 椅子から立ち上がる時の力の入れ方
  • 歩行時のふらつきに対するアドバイス
  • 杖を使った歩行の仕方

どうですか?どれも整骨院などで使う知識ではないでしょうか。

これらの知識を持っていれば、機能訓練指導員として勤務する最低限の知識は持っているといえます。

高齢者に対する理解

これは整骨院ではあまり身につかない能力でありながら、介護施設で勤務するうえで必要な能力です。

しかしこちらの知識は機能訓練指導員としてではなく、介護施設で勤務していると嫌でも身についていく能力です。

実際に私は介護施設に勤務してから、様々な先輩方から教えてもらって今があります。

つまり勤務する前に心配しても仕方ない、という事ですね!

高齢者と接してサービスを提供するうえで、様々な特徴があることを理解する必要があります。

  • 高齢者に対する補助の仕方、注意点
  • 高齢者特有の精神的、身体的な変化

易骨折性、運動機能の低下による転倒リスク、認知症による危険察知能力の低下など、様々な注意点があります。

これはすべての介護スタッフに当てはまることではありますが、運動を行う機能訓練指導員は特に注意して関わりましょう。

いずれにせよ実際に現場で勤務していると、
「このシーンは危ない」
「この利用者は特に注意が必要だ」
といった場面があります。

それらを経験していきながら、高齢者への理解を高めていく必要があります。

傾聴する能力

先ほどもお伝えした通り利用者は、「運動をするためだけに介護施設を利用している」わけではありません。

職員とのコミュニケーションを楽しみにしている利用者もいますから、しっかりとお話をしながら機能訓練を進めていきましょう。

一方的に機能訓練を押し付けるのでは、満足のいく効果は得られません。。

それだけでなく、利用者としっかりコミュニケーションをとることは、様々な情報を得ることが出来るのも大きな利点です。

高齢者は様々な生活上のトラブルや悩みを抱えていることが非常に多いです。

生活上の悩みをいち早く聞き出し、他の介護サービスにつなげる。そうすることでその悩みを解決することも可能です。

こちらから一方的に機能訓練を押し付けるのではなく、しっかりと傾聴して利用者とコミュニケーションをとり、お互いにとって有意義な時間をすごせるようにしましょう!

柔道整復師から機能訓練指導員、ぶっちゃけどうなの?

ここまで機能訓練指導員の仕事についてお話してきました。

実際に柔道整復師として10年勤務した私が、機能訓練指導員に転職してどうだったのか?

こちらをまとめていきたいと思います。

【柔道整復師から機能訓練指導員に転職してみて】

  • 労働環境の変化
  • 待遇の変化

労働環境は激変します!

これは間違いなく感じることです。転職すれば当然かもしれませんが、整骨院から介護施設という変化は様々な点で違いを感じました。

  • 労働内容の変化
  • サービスの形態の変化
  • 職員、利用者の世代の変化

整骨院ではぎっくり腰の対応、捻挫などの外傷をみていたのが、今では高齢者と外のお散歩にいったりしています(笑)

整骨院でしていたような施術は高齢者にとって、負担が大きすぎたり、既往歴などから禁忌となる場合もあります。

しかしその利用者にとって、「何が課題で」「どうやって解決するか」という点では変わりませんね!

サービスの形態に関しても、機能訓練指導員の場合は様々な職種と連携をとって対応することになります。

「自分がこう思うから」
「こうやって効果を見たいから」

というだけでコロコロと機能訓練を変えることはできません。しっかりとケアプランや機能訓練指示書に沿って、目標の達成に向かって進める必要があります。

待遇も変化する場合が多い!

整骨院で10年勤務していた私の意見ですが、整骨院は待遇としてはかなり厳しい世界だと感じています。

  • 休憩時間に行われる勉強会、研修
  • 朝から夜遅くまでの長い拘束時間
  • ほとんどないような昇給、賞与

あまり闇深い話をすると横道にそれますのでこのくらいにします。。。

といっても、私は整骨院に勤務していたことに後悔は全くないです。整骨院で勤務していた期間があったから、柔道整復師として成長できたと感じているからです。

しかし機能訓練指導員の場合は、良くも悪くも待遇に変化が起きます。

  • 小規模の施設の場合、勉強会はない
  • 勤務時間は明確で、8時30分から17時30分などが多い
  • 賞与はある場合が多いが、昇給はそこまで期待できない

給与面での待遇については、実際に求人と照らし合わせて確認していくのが良いと思います。

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勤務時間については、整骨院で勤務していた時に比べると、大きく改善する可能性があります!

私も転職後は、家族と夕飯を食べることが出来たのが何よりもうれしかった。。。

しかし当然ですが、待遇が変わりすべてが良くなるわけではありません。

整骨院の場合は、「保険管理者」「管理職手当」など様々な手当てがついている場合があり、転職すると給与面で下がる可能性があります。

さらに勉強会がなくなること、ほかの同業がいない場合もあることで、自身のスキルや知識の向上を環境に任せることはできません。

「もっとスキルを身につけたい!」と考えている柔道整復師にとっては、自分自身で外部の勉強会に参加したりする必要が出来てきます。

それらを含めて、この待遇の変化を考える必要がありそうです。

まとめ

ここまで「機能訓練指導員ってどんな仕事なの?」という点について、柔道整復師から転職した私の視点でまとめてきました。

機能訓練指導員という職種は介護施設で勤務することになりますが、必要なスキルは柔道整復師と非常にマッチした職種で、比較的転職へのハードルは低いといえます。

転職後の労働環境の変化はもちろんメリット・デメリットありますが、現状の労働環境と見比べて相対的に判断することをおススメします。

ここでは「機能訓練指導員ってどんな仕事?」という点について解説していきましたが、他にも柔道整復師からのキャリアとして「ケアマネージャー」なども考えられます。

働き方に対して重視する点は様々です。
色々な職種の情報を仕入れて、自分に合った働き方を見つけましょう!


プロフィール
このブログの運営者
ゆる会長

柔道整復師として整骨院で10年以上勤務。
家族との時間が取れないこと、将来性に不安を感じて転職。ケアマネ資格を取得し、ケアマネージャー、機能訓練指導員として勤務。自由な働き方を追求し、事業を展開、ついに令和6年法人設立。自由になりたい柔道整復師を応援します!

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