柔道整復師として勤務していると、次にキャリアとして意識する人が出てくるのが、ケアマネージャーという働き方です。
なかなか相談・質問をする場所も少ないのが、次のキャリアを考えるときです。他業種となるとさらに難しいのではないでしょうか。
- 「ケアマネージャーの現場ってよくわからない・・・」
- 「ケアマネージャーの待遇ってどうなの・・・?」
- 「ぶっちゃけ柔道整復師×ケアマネージャーってどうなの・・・?」
ネットを調べると、沢山の疑問や不安要素が山ほど出てきます。
しかしお任せください!私は実際に、柔道整復師として整骨院に勤務していて、ケアマネジャーを取得、そして介護施設でケアマネージャーとして勤務をした経験があります!
この記事では、そんな整骨院で勤務する皆さんの悩みをすべて解決します!
ケアマネージャーって・・・どんな仕事なの?

おそらく整骨院で働く柔道整復師にとって、全くかかわったことがない資格がケアマネージャーではないでしょうか。
全く関係のない資格のように感じますが、実はこのケアマネージャー資格。柔道整復師にも受験資格があるのです!

ひとつ条件があり、実際に現場で柔道整復師として5年以上の勤務実態があることです。

ある程度勤務している柔道整復師なら、だれでも受験資格があるんだね!
まったく関係のないように見せて、実は親和性の高い資格ともいえる「柔道整復師×ケアマネージャー」。
そんなケアマネージャーの仕事、介護の仕組みを理解すると重要な資格、仕事であることが分かります。
【ケアマネージャーの仕事・資格ってこんな感じです】
- 介護サービス計画書、いわゆるケアプランの作成
- 利用者とサービス事業者の架け橋、調整役
- 合格率は20%程度とかなり低め
ケアプランの作成
ケアマネージャーの仕事といって真っ先に思い浮かべるのが、この介護サービス計画書、ケアプランの作成です。
このケアプランを利用者と話し合って要望を聞き、ケアプランの作成を行います。
柔道整復師にとっては、このケアプランに馴染みがないために、「ケアマネージャーの仕事って何なのか結局わからん!」となるわけです。
簡単に言うと、ケアプランとは介護保険・介護サービスを受けるために必要な予定表です。つまりこのケアプランがないとなにも始まらない、というわけです。

ちなみにこのケアプランは、定期的な更新を行う必要があります。
当然ながら、サービスの変更、予定の変更も必要に応じて行っていくのが、ケアマネージャーの仕事です。
このケアプランの作成は、柔道整復師にとってだけでなく、介護福祉士などからケアマネージャーになった人にとっても最初はなじみのない作業になります。
ですので最初に戸惑うのはみんな一緒なので、しっかり最初の研修で理解していき、あとは現場で学んでいきましょう!
利用者とサービスの調整役
介護サービスを受ける高齢者は、様々なサービスを複合して受けるのが一般的です。
ですので利用者の既往歴や要望、受けているサービスの状況など沢山の情報を、様々な事業者と共有する必要があります。
- 一人での入浴が困難なので、A事業所で入浴のお手伝いをしてもらう
- 歩行訓練をしたいので、B事業所でリハビリを行う
- 家の掃除が大変なので、週2回お手伝いに来てもらう
こんな具合でそれぞれの事業所に得意な役割があります。
それらの情報を管理して、必要があれば情報の共有を行うのがケアマネージャーの重要な仕事とも言えます。
ケアマネ試験、低い合格率に惑わされるな!
よくケアマネ試験について言われるのが、「合格率が低い」という点です。
実際に毎年合格率は20%代と決して高い数字ではありませんし、簡単に受かる試験だとも言えません。他の介護系資格に比べて、合格率が低いことは間違いありません。

しかし私の持論ですが、ケアマネ試験の合格率がここまで低い理由の一つに、「受験者全体のレベルが他の試験に比べ高くない」ことも上げられると考えています。
実際にケアマネ試験を受ける人の中に、
「会社に言われたから仕方なく受験している人」
「一回受けてみて、今後本気でやるか考える」
等の人がみうけられます。

実際に私が受験した試験会場では、かなり早い段階で途中退席をする方が、多く見かけられました。

記念受験的な人もいるってこと・・・かな?
つまり受験者の中で、本気で受かろうとして準備をしてきた人が、他の試験に比べて多くない可能性があります。
しっかり時間や教材を確保して対策をすることで、「合格率20%」というほどの難易度は感じないで受験することが出来ますよ!
私は実際に整骨院で勤務しながら受験対策をして合格することが出来ました。
その際にお世話になった教材はこちらです。
要点が分かりやすくまとまっていますので、とっかかりには最適です。
要点がわかった後は、過去問をとにかく解きまくる!そのために役に立った教材がこちらです。
ケアマネージャーとして実際に働いてみて・・・

ケアマネージャーといっても、居宅ケアマネ、施設ケアマネ等色々な所属の仕方があり、待遇を簡単にまとめることは難しいです。
そんな中でも、実際にケアマネージャーとして働いてみて、柔道整復師から転職してみて感じた待遇の違いを見ていきましょう!
【ケアマネージャーの待遇】
- 給与面ではそこまで変わらない、もしくは最初少し下がる
- 勤務時間は大幅に改善するかも!
給与面では少し下がるかも?
実際に柔道整復師がケアマネージャーを目指す場合、最初の収入は減る覚悟は必要です。
というのも、ケアマネージャーの資格を取得するためには、最低でも柔道整復師として5年以上の実務実績が必要です。
そのため前職では、様々な手当てが付いていたこと可能性があるためです。

柔道整復師からケアマネージャーへの転職は、キャリアアップというよりはキャリアチェンジに近いです。。。

前職の収入を引き継ぐことは難しそうだね・・・
ケアマネージャーとして長く勤務を続けていったり、実績を積むことで「主任ケアマネージャー」などのスキルアップもあります。
長い目でみて、現状の待遇との比較、そして今後どのようなキャリアを積んでいくのか、しっかりと考える必要があります。
勤務時間は大きく改善する!・・・かも?
特に施設ケアマネと呼ばれる、介護施設内で勤務するパターンは大きく改善する可能性があります。
いわゆる9時17時のような勤務体制が一般的で、基本的に残業などはなしで帰宅できるパターンが多いです。

しかしここだけの話、ケアマネジャーという職種は、どれだけ利用者に寄り添うかによって全く勤務時間も変わります。
時間内に終わらせるように業務を進めることは可能であり、寄り添えば寄り添うほどに勤務時間や業務の内容は増えていく・・・といった具合です。
柔道整復師が自分のスキルを磨くために、休憩時間に手技の練習をしたり、勉強会に参加するのに近いかもしれません。
何を重視して勤務するかによって時間的な待遇は変わりますが、最近の事業所では残業の理由が必要な場合も多いです。
どんな働き方を目指すかは、転職先を探す段階でしっかり調べることをおススメします。
柔道整復師×ケアマネージャーってどうなの?

結局柔道整復師からケアマネージャーになるのってどうなのよ!

正直、その中で良い面も悪い面もありました・・・
実際に私は柔道整復師からケアマネージャーの資格を取得して、施設ケアマネとして勤務をしました。
その中で感じた部分をこの章ではまとめていきます。
【柔整→ケアマネになってみて・・・】
- 時間的な余裕、将来への不安の改善!
- できない事、わからない事が山積み。。。
- やりがいはある・・・かも?
整骨院時代には考えられない待遇!
柔道整復師の人がケアマネージャーへの転職を目指す上で、最大の魅力に感じる点が待遇面ではないでしょうか。

ぶっちゃけ私は待遇面が8割の理由でケアマネ資格を取得しました(笑)
柔道整復師の時には考えられなかったような待遇が、ケアマネとして勤務すると受けられることがあります。
- カレンダー通りの休日!
- 夜は定時帰りのため、夕飯を家族でとれる!
- 賞与がある!
この条件だけ並べると、柔道整復師はみんな転職を考えてしまいそうですね・・・。
もちろんケアマネへの転職はいい面だけではありませんが、それでもこれだけ待遇が変わるのは魅力的。
実際に提示帰りを経験してしまうと、家族との時間が増えて生活が大きく変わります。
家族と夕飯が食べられる日が来るなんて!と大騒ぎしたものです。
周りには常識でも・・・知らない事が沢山です!
もちろん時間的な余裕、将来に対する不安は大きく改善された反面、キャリアチェンジからくる周囲との知識不足、遅れている感覚はありました。
ケアマネジャー資格を取得する受験生は、6割以上が介護福祉士の資格を持っているといわれています。

周りとの経験の差はありそうだね。。。
実際に私のケアマネの先輩は、「実際に介護スタッフに交じって情報を収集するスタイル」が得意でした。
もちろん所有資格は介護福祉士。
介護福祉士として長年勤務していて、ケアマネ資格を取得したという経歴の先輩でした。
当然の様におむつ交換に参加したり、場合によっては入浴介助の現場を見て回るなんてこともありました。

介護の現場を知らない私にとっては勉強になる反面、「ケアマネって実際に介護する仕事だっけ・・・?」とかなり混乱した記憶があります。。。
現場のスタッフは当然できる作業、知っている知識が全くない自分。そんな私が本当にケアプランを作成して、現場に動いてもらう。
もちろん介護業務はケアマネージャーの業務に含まれていません。しかしそういった下地が違うことを理解した上で、どのようなケアマネージャーになるのかを考える必要がありそうです。
ケアマネはやりがいのある仕事!と言われますが・・・
ネットでケアマネージャーいついて調べると出てくるのが、「ケアマネージャーは感謝をされる、やりがいのある仕事です!」という言葉。
これは正直、メリットでもデメリットでもあります。
高齢者に寄り添ってケアプランを作っていく。そのためには、業務として言語化しにくい配慮や気遣い、人との関係性などが必要です。

私は正直、やりがいという言葉になびくタイプではありませんでした。。。

やりがいだけでご飯は食べられない・・・ぐぐぐ。。。
そもそも人に感謝されるという事であれば、整骨院で症状の改善があれば感謝はされます。
私の場合は、それ以外にも転職するメリットがあると感じたので、ケアマネージャーの資格を取得しました。どの仕事もそうですが、大変な部分もあれば、その仕事にしかないメリットもあります。
しっかり総合的に見て、ケアマネージャーの仕事が自分に合っているかを考えましょう!
まとめ
ケアマネージャーとは、高齢者の要望を聞き取り、ケアプランの作成を行っていく仕事です。
そのためには、高齢者に寄り添う気遣いや配慮が出来る人間性、書類作成を行う事務能力、そして現場で働く介護スタッフと共有できる知識が必要です。

そして柔道整復師にとって、魅力的な待遇の変化は十分に考えられます!
しかし周囲のケアマネージャーとの知識の違いがある可能性は高く、最初に知識が付くまでが大変です。
- 自分が仕事に対して、重視する点
- ケアマネージャーに転職するメリット・デメリット
- どのようなケアマネージャーになりたいか
しっかり全体的に考えて、資格の取得、転職を考えましょう!


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